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2012年3月

ベクレル君とシーベルト君

震災から1年経ってしまいました。

改めて犠牲となられた皆様のご冥福をお祈り申し上げるとともに、1日も早い被災地の復興を応援したい所存でございます。

 

 

 

・・・・・と、この1年経ってみて、ど~~~~~~~しても腑に落ちない報道というものが多々ありまして、ええ、そりゃ以前からマスコミ等々への不信はありましたとも。

ネトウヨでもサヨでもいいけどね、もうちょっと穏やかな(??)考察といいますか、グダグダを入れてみたいと思います。

 

 

・・・・なんで、高線量の場所発見ってニュースって、ベクレル表示ばっかりなん??

 

 

気のせいかと思ってました、ええ。

でも、震災直後は「シーベルト」で報道されていた放射線被害のニュースとか線量のニュースが、いつの頃からか・・・多分夏前頃からだと思うんだけど、なんだか「ベクレル」での報道ばっかりにすり替わってる、そう思うわけですよ。

で、最近はもう「関東の何処其処で4000ベクレルの高線量」とか「何処其の排水溝の落ち葉で何千ベクレル」とか、そーゆーニュースばっかりなのね、特に、なんかの市民団体が独自に線量測って出た数値、なんてのは殆どベクレルなのね。

で、ベクレルでの報道の何がイカンのかと言いますとね、ベクレルだけじゃ判らないのですよ、人体への(というか全生物への)影響がどれほどあるのかってのが

 

・・・・いや、マジで判らないんだってば・・・・。

 

一応、ベクレルとシーベルトの違いというのを簡潔に説明するとですね・・・

放射性物質が放射線を出す能力を表す単位が「ベクレル(Bq)

放射線による人体への影響度合いを表す単位が「シーベルト(Sv)

 

・・・全然違うでしょ?

で、人体にどれくらい影響がるのかを報道するには、ベクレルじゃなくてシーベルトで報道しないと判らないんですよ、これが。

ベクレルで報道しても意味無いんだよ。

意味無いっていうか、判んないんだよ。

どうしてかって言うと、ベクレルが同じ数値でも、放射性物質によって放出されている放射線の量が違うから。

(厳密には、人体に与える影響度が違うから)

で、この手の報道の殆どが、放射性物質は何なのかの補足が無い、セシウムなのか、カリウムなのか、ラジウムなのか、プルトニウムなのか・・・セシウムでも134、136、137、で全然違う(尤も、半減期も全然違うんですが)

 

 

放射性物質の人体への影響を表すに、硬貨と金額で表すと判りやすいんだそうな。

この場合、ベクレルは硬貨の枚数であり、シーベルトは硬貨の合計金額、人体への影響は金額のことであり、放射性物質の種類は硬貨の種類、ということになるらしい。

同じ30枚(ベクレル)でも、硬貨の種類(放射性物質の種類)が判らないと金額(人体への影響)は判らない、下は30円(シーベルト)から上は1万5000円(シーベルト)と全然違う値が出るから。

さらに複数の硬貨(放射性物質)が混ざった場合、金額(シーベルト)の計算はもっと複雑になる。

 

 

 

何が言いたいのかって言うとね、なんで報道がある時期から「ベクレル」報道になっちゃったのかってことなのよ。

一般に流通してるガイガーカウンターでシーベルト計測できるのかどうか知らないんだけど、じゃ何で人体への影響がどれほどなのか判らないまま報道するのかってことなのよ。

これ、ものすごく無責任なことじゃない?

 

 

 

 

・・・・まぁ、そんな理由で最近、ベクレルで報道されてるニュースはスルーすることにしてます・・・というか、何か意図的なものを感じるので乗らないようにしてる、とも言う・・・。

原発を無くすのは別に賛成だけれど、代替のエネルギーの目途もついてるのかどうなのか判らない状態での原発全停止ってのは危険だと思う・・・・危険というか放射能が危険なんじゃなくて、一般的な生活と経済面に於いて。

それをゴリ押しするためにあやふやな数値だけ一人歩きさせる報道の意図があるのなら、これは許せるような問題じゃないんだよね。

 

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